武術空手の極意・型
稽古に必携の手引書!
本書では、沖縄空手心道流の五つの型、サンチン、ナイファンチン、パッサイ、クーサンクー、セイサンと基本、型から形へのプロセス、さらに使える空手として必要かつ重要な術理を、写真とともに詳細に述べています。
型の演武は心道流宗家 座波仁吉氏自身によるものでたいへん貴重であり、それぞれの型の解説も、単なる技の解説にとどまらず、型のなかにある技の意味の理解を助けるものであり、また分解組手では、その意味を相手との攻防組手によって検証していくという重要な位置づけにあります。
大きな写真と分かりやすいレイアウトで仕上げた、稽古に必携の手引書。
目次より
【Ⅰ】武術空手の知と実践
沖縄古伝武術空手の「知」/調和・融合の空手/武術空手の「実践」/武術の勝敗/武術の上達/奥義と奥伝/心道流空手「知と実践」のシステム 基本/天の型/地の型/分解組手 【Ⅱ】武術空手の原点「型」 型とは/型を学ぶ姿勢/型の修得によって得られる認識/型の修得とそのポイント/分解組手とは/外形・内形の合一とは
/「型」から「形」「術」へのシステム/型からの変化応用/相手の二の手(連続攻撃)を封じる構え
/成長とは変化することであり、変化とは奥の深さに気づくことである/型を通しての稽古には壁に当たるということがない サンチンの型
ナイファンチンの型
パッサイの型
クーサンクーの型
セイサンの型
【Ⅲ】武術の根源・ゼロの力 ゼロの力/三つのゼロの力/相手のゼロ化、自分のゼロ化/相手の無力化/沖縄空手の突き「当破」と「入り込み」
/ゼロの力の創出/部分と全体/三つのステップとフィードバック/術としてのレベル/型からの形/無力化のプロセス 【Ⅳ】呼吸力 呼吸の知/腹力・背力/呼吸の実践/無から有へ、有から無へ/組手における呼吸 (B5並製 224頁)