2024年5月23日発売
愛のきせき ― 翔子の魔法 ―
金澤泰子 著
現代の私たちに希望と勇気を与える指南書
翔子の思考はいつも穏やかで、幸せになるほうへと進む「幸福の方程式」を持っている。悲しみが来ればそれを幸せの方向に考える。
これが、翔子の魔法なのだ。
上手くいかない時はこの世の摂理に耳を澄ませ、生きていれば大丈夫。
金澤さんが明かしてくださる想いは、「障がい者の親」であることを超えた普遍の愛です。それは、どこまでも深く広く、翔子さんを抱きしめています。
母の愛の中で翔子さんが巻き起こす奇跡と、まさに二人三脚で歩んできた軌跡。この「きせき」が、人々の心をやさしさと愛で満たすことを、信じてやみません。(はじめに―― 編集部より)
エッセイごとに、翔子さんの書作品を掲載。
目次より
はじめに(季刊『道』編集部)
翔子の美しい涙
翔子の心の手紙
翔子に送られるアンコールの行方
失恋をバネに成長する翔子
翔子の愛のかたち
母さんから、翔子へ
翔子の隠し事
予定がいっぱい、翔子の毎日
高祖父の願いか? 翔子の活躍
天使・翔子を育んだ母の諦念
翔子の不思議なカラクリ
コロナ禍で発揮された「翔子の障害」の核心
幸せを運ぶ翔子のダイエット
翔子の散歩――気高く、前を向いて
翔子の幸せ方程式
香り、風、音 すべての行方を知りたい翔子
経済優先社会における翔子の役目
命の平等と尊厳を信じさせてくれる翔子の存在
節目に現われる翔子の般若心経
ゆっくりと獲得する 翔子の生きる力
翔子の周りから生まれる平和
永遠の天空で思うこと
翔子の映画に思うこと
翔子の深いところにあるもの
翔子の魔法は天をも動かす すべては仕組まれていた
あとがき ―― 金澤泰子
(四六並製 208頁)
【 著者プロフィール 】
◎ 金澤泰子 ( かなざわ やすこ )
一人娘、翔子さんをダウン症児として授かり苦悩の日々を送るが、その苦しみを越えて、翔子さんを立派な書家として育て上げた。
1943年生まれ、明治大学卒業。
書家・柳田流家元に師事。
久が原書道教室主宰
東京芸術大学評議員
日本福祉大学客員教授