2017年4月4日発売
すべての人に気は満ちている
なぜ、宇城憲治は「気」を自在にするまでに至ったか
気はどのように培われるのか―――
空手道、居合道、技術、経営……どの分野においても突出した人間力を発揮し、現在は、常識では絶対不可能とされる実践を通し、私たち人間にはとんでもない力が眠っていることに気づかせている宇城憲治。
瞬時に相手に変化を与えるそのエネルギーの源とは、一体何なのか?
その謎、不思議を、野中ともよが聞き手となって、一つひとつ明らかにし、真の人間力発揮への道筋を浮き彫りにしていきます。
目次より
はじめに ―― 野中ともよ
第一章 宇城憲治の生い立ち
カテゴリーを超える指導
厳しさと優しさは一体
自然を師として
人生を変えたCB750との出合い
独学を貫いた学生時代
矛盾と「なぜ」
幸せへの法則
江戸時代の剣聖の根源に見る「気」
つながりの中で生かされている
〈父・宇城正治 20歳時の手記〉戦争思い出の記
第二章 宇城憲治の仕事時代
本質の追究と技術開発
転換
オンリーワンのアイディアで技術革新
切り替えの速さ
第三章 宇城憲治の武道修業時代
空手の師 座波仁吉先生からの学び
居合の師 川崎武雄先生からの学び
内なる自分との闘い
第四章 宇城憲治の気の世界
時空の変化とは
フォーカスが合うとは
目に見えない「気」とは
生かされているとは
時間の中のスピードとは
体験はどんな知識にも優る
意識に先行する無意識領域
調和が生む無
計れない重さ
重力に溶け込む
統一体と部分体
気とは
小なる宇宙
身体に秘められたスピード
変化を加速させるエネルギー
心の扉を開く
「気」を目に見える形に
第五章 宇城憲治の考える教育
「気づく、気づかせる」教育
躾や型に見る事理一致
自然体の所作に秘められた力
スポーツ道に
「積の法則」で生きる
三つ子の魂百まで
知識と体験
人間力を取り戻す
内面の小宇宙
おわりに ―― 宇城憲治
(四六並製 224頁)
【 著者プロフィール 】
◎ 宇城憲治 ( うしろ けんじ )
創心館空手道 範士九段
全日本剣道連盟居合道 教士七段
宇城塾総本部道場 創心館館長
エレクトロニクス分野の技術者としてビデオ機器や衛星携帯電話の電源開発をはじめ、多くの技術開発で世界をリードし数々の特許も取得。
また、経営者としても国内外を広く統括し、第一線で活躍。多忙を極める職業人としての日々はまた、厳しい武道修行を重ねる毎日でもあった。
まさに現代における文武両道のその生き様は、出会う人々を 魅了してやまない。
現在はこのような妥協のない人生から生まれ出た武術の究極 「気」によって人々の潜在能力を開発する指導に専念。
空手実践塾・宇城道塾・親子塾・野球塾・学校実践講演・プロ&アマスポーツ塾などで従来の「学ぶ・教える」から独自の「気づく・気づかせる」指導を展開。
それはまさに “人間塾” ともいえるもので、弟子・受講生らの人生に多大な影響を与え続けている。